集中するためのコツ

自宅でもしっかり勉強したい

大学受験される方の多くが、進学塾に通っていたり苦手科目を家庭教師から指導を受けたりして学力向上のため、日々勉強されているでしょう。
しかし大学受験のための勉強はそれにとどまりません。
だいたい塾では予習ありきで授業が進みますし、予習ありきで行った授業についての宿題がたんまり出されるので、家庭で学習する事も必要となります。
つまり、塾に行く前に予習、塾に行って予習してきた内容を頭にしっかりインプット、それが確かなのか確認するための宿題をこなすという事になります。

進学校なら高校の宿題もかなりの量がありますので、それもこなす必要があります。
塾、学校、家庭と、様々な場所で集中をもって頑張らなくてはなりません。
しかし塾や学校には講師、先生がいて集中して学習できても、家庭は?そう、誰が見ているわけでもなく、さぼろうと思えばさぼれる状態、でも理性でのんびりしたい気持ちをぐっと抑えて勉強するわけです。

誰も指導者がいない一番リラックスできる家で集中力をもって勉強するって本当に大変です。
睡魔という敵もいますし、どのように集中を保っていけばいいのでしょう。

勉強する場所って1か所?

受験生は自室で勉強するものと思っていないでしょうか。
静かな環境でじっくり、自分の部屋にこもって勉強する、でもこれって、一番眠くなりますし、一番さぼる事が出来る状況なんです。
何も、自室で勉強しなければならないという起きてはありませんし、自室のほかにも家の中のどこかに勉強できる場所があるはずです。

夏休みや冬休み、また学校がある時でも受験が近くなってくると、図書館や学校の図書室、自習室などを利用して勉強していく生徒がいます。
自宅で勉強するよりも、図書館などで勉強した方がはかどるというのです。

図書館や自習室などには「勉強目的の人」がたくさんいます。
図書館には資格試験を目前に、必死に勉強する社会人だっていますから、その空気の中、自分も集中して学習できるのです。

この状態を家の中にも作り出せばいいのです。
例えば、家族にはちょっと迷惑かも知れませんが、リビングで勉強するというのもいい気分転換になります。
お風呂の時間を「記憶力向上時間」として、英単語や公式などを覚えるために利用している方もいます。
暗記にはトイレが一番という方もいます。
トイレは狭く一人だけがいる空間で、用を足す以外に用事はないので気が散る事もないのでしょう。

時に、お父さんの書斎に行ってみたり、お母さんの趣味の部屋に行ってみたり、空気感や香りの違いによっても、集中力って違ってくるものです。
家の中でも場所を移動する事で、脳の奥の方にある海馬のニューロンという物質が活性化するため、ぼーっとなっていた頭がすっきりし、勉強できる集中力となる、という事も言われています。

カーテンを開けて・部屋のドアを開けて

勉強する時は、部屋のドアをしっかりしめて部屋の外の音が聞こえないようにして、勿論窓のカーテンもしっかりしめて集中力を切らさないように・・・という状態にしている方が多いです。
これ、真逆なんです。
ある程度の緊張感を得るためにはカーテンを開けて、「自分が勉強している状態を近所の方が見えるようにしておく」「家族が通った時、勉強している姿が見えるようにしておく」ことが大切です。
寝る時、休憩する時こそ、ドア・窓を閉めてのんびり休憩するのです。

またマンガ、テレビ、音楽もの、その他勉強に必要がない物を全部、手に取れないところにしまいます。
特にいつでもできるゲーム、やり始めると長引くゲームは近くにおかない、スマートフォンにダウンロードしないことが大切です。