環境は大切
受験生の部屋づくり、親御さん、また受験される学生さんはどのように考えているでしょうか。
実は効率的に勉強できる部屋づくりは、受験にとても重要なことです。
受験と全く関係のないものがあふれていたり、勉強する環境を阻害する状態となっている部屋も少なくありません。
親御さんとしてはお子さんの部屋はお子さんがレイアウトするものと考えると思いますが、お子さんと一緒に、勉強できる部屋づくりについてしっかり話し合ってみてください。
本気で勉強を頑張ろうと思う受験生なら、きっと、勉強しやすい部屋にしていこうと考えるはずです。
無理に好きなものを排除したり、レイアウトを変えるなどすると、親子関係に傷ができることも多い年齢です。
しっかり話を行い、親御さんも強力することを約束し、受験に取り組む部屋を作っていきましょう。
勉強するしかない部屋
受験生が勉強していると思って部屋に夜食を届けにいったら、あれ?何しているの?ええ?ゲーム?!なんてびっくりすることもあります。
休憩だよとか息抜きだよっていいますが、ストーリーやステージがあるゲームは先が気になりますし、勉強しながらでも頭の中でその先の攻略法を考え続けてしまうかもしれません。
ゲームや遊びの要素が部屋にあるのは受験生にとって決していいことではないのです。
ゲーム、マンガなどは時に脳の判断力を高めたり、様々な情報を得るものとなりますが、ほとんどが、「その先が気になるもの」となるので、受験の期間はしまっておく方がいいのです。
お部屋で何もすることがないとなれば、勉強するしかありません。
雑誌も何もない状態で、携帯やスマートフォン、パソコンなどもなくクラシック音楽のみ流れた空間に教科書が1冊、この空間で毎日3時間過ごしてくださいというと、最初こそ「よっしゃ、寝るぞー」と昼寝したり、ごろごろ捨て過ごすかもしれません。
しかしいずれ何もしない状態に飽きてきます。
すると、大嫌いな科目の教科書でも読むようになります。
理解できてくると面白くなって、よし、じゃ、次のページも読んでみようという気になり、いつの間にか勉強するようになっているのです。
部屋以外も余計なものをおかないで
基本的に同じところで同じように勉強していては、どんな人間でも飽きてきます。
同じ行動をとる、しかも自分の意志で行うこととなると、やはり別のことをしたくなり、部屋でゲームをしたりマンガを読んだりといった行動が始まってしまうのです。
そうならないように必要なことが家の中の勉強スペース造りです。
自分の部屋だけじゃなく、お父さんの書斎でもいいし、リビングでも兄弟がいないようなときには勉強するスペースにします。
夜遅く、集中力が切れてくるころになったらリビングに来て勉強する、この時はもう家族も寝ているので気兼ねなくリビングで勉強できます。
お父さんの書斎は静かで座りやすい椅子があり、同じデスクでも気持ちを切り替えて勉強できる空間になります。
このほか、トイレやふろで暗記、キッチンで勉強など、受験生が勉強できるスペースを自ら見出していることもあります。